福祉住宅環境コーディネーターの役割

福祉住環境コーディネーターの役割は、
人に優しい住環境を提案する事です。

 

日本の古くからの住宅は、
さまざまな危険や、介護をする上での不都合が多く、
高齢者が自立した生活を送るのに大きな障害となります。

 

今までは、高齢者からの相談で、
福祉関係者や建築関係者が、住環境の改善に当たってきました。

 

しかし、最初に相談を受けた人の専門性に強く影響され、
期待した成果を十分に得られないというケースも少なくありません。

 

なぜなら、建築関係者と福祉関係者の意見交換が上手くされておらず、
それぞれが持っている豊かな専門知識を
相談者が抱える問題に反映できていないからです。

 

高齢者にとって、最適な住環境を提案する事、
高齢者それぞれのニーズにあった住環境を提案する事が
福祉住環境コーディネーターには求められます。

 

そして、それぞれの専門家の意見を調整し、
ここに適した住環境を提供するためにコーディネートをするのが
福祉住環境コーディネーターの役割です。

 

福祉住環境コーディネーターの役割とは

 

(1) 相談者の抱える問題点を発見する。

 

(2) 専門家それぞれの意見を調整する。

 

(3) その人のニーズに合った最適な住環境を提案する。

 

そして、福祉住環境コーディネーターは、
それぞれの人にとって最適な住環境を提供する事が使命です。

 

そのような福祉住環境コーディネーターに求められる知識は、
医療、福祉、建築についての幅広い知識です。

 

医療分野の知識とは

 

医療分野の知識とは、具体的には、

 

・加齢・障害の特性と起こりやすい症状
・高齢者の特性
・肢体不自由の特性
・内部障害の特性
・視覚障害の特性
・聴覚言語障害の特性
・高齢者や障害者の特性の手法

 

などの知識が必要です。

 

福祉分野の知識とは

 

福祉分野の知識としては、

 

・住環境整備の意義
・住環境における福祉の考え方
・高齢者・障害者に対する住生活関連諸施策
・福祉用具の基本性能
・福祉用具の具体的な活用

 

などの知識が必要です。

 

建築分野の主な知識とは

 

建築分野の主な知識としては、

 

・住宅建築に必要な建築関連法規
・住宅建築に必要な設備の知識
・住宅建築に必要な施工の知識
・部屋別、場所別福祉環境整備の手法
・福祉住環境整備の共通基本技術

 

などの知識が必要です。

 

 

そして、実際に、問題解決を図るためには、
福祉住環境コーディネーターは、
医療や福祉、建築の各専門家と連携し、
意見を調整する事も必要になります。

 

一人ひとりの異なるニーズをしっかりと把握し、
各専門家の意見をまとめるためにも、
福祉住環境コーディネーターは、各分野にまたがった幅広い知識が必要です。